エメラルド化し、
タブレットの言葉を唱いながら、
太鼓を叩く。
私はサークルの中にいたのに、
肉体はなくなり、
意識の太陽の点になっていた。
『この世にて、光とならんことを求めよ
汝自身を光の容器、この空間の太陽の焦点と成すべし。』
(エメラルド・タブレットより)
点は私であると同時に、
時空間を超える入り口でもあった。
そこを抜けると、
未来が原因で今が結果の法則に基づいて創造できると、
叡智がやってきた。
サークルの中には、
水のような沢山の微細な粒子が、
ビビビッという音を立て物凄い速さで振動していた。
私の体は半透明のエメラルド色で、
私の位の周りの粒子から創られているが故に、
共振共鳴していた。
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