誰もが宇宙のことを、あたかも何もない空間であるかのように語る。
だが、すべてのものがしっかりと、
自らの軌道に固定されることを可能にしている力は何なのか?
何もない宇宙空間の中にあなた方の地球を浮かばせているのは何なのか?
百億個の太陽があるあなた方の銀河系を維持しているのは何なのか?
あなた方の太陽をあるべき場所に保っているのは何なのか?
すべての物質が通過することを可能にしているのは何なのか?
光が移動するときに、その道となるのはいったい何なのか?
それでもあなた方は、宇宙には「何もない」と言うのだろうか?
百億個の太陽と、
それらの太陽系を支えられる
その「ないもの」を私に見せてほしい。
形体の創造が始まった最初のころ、
ホアは自分自身である光に思いをめぐらし、
太陽と呼ばれるものを創造することによって、
光の理想像を物質の形にした。
そして、何千兆個という
無数の太陽が創造されたのだ。
これらの太陽はすべて、
電磁場を減速することによってできる
気体状の物質を集めたり、
融合させたりすることで創造された。
◎神はあるレベルでは、すべてのものの材料を構成する物質である。
別のレベルでは、
さまざまな次元の時間の流れであり、
複数の並行宇宙を創り出す時間のゆがみである。
また、さらに別レベルでは、
物質を支えている光と呼ばれる振動数だ。
そして、
すべての中で最も偉大なレベルでは、
あなたを今の位置に保っている「何もないもの」、
すなわち思考であり、宇宙の永遠性なのだ。
◎神は在るものすべての本質であり、
この在るものすべては、つねに変化し続け、
創造し続け、広がり続け、存在し続ける
「ある動機をもった力」の中に在るのである。
あなた方がこの天界にいるのは、いま宿っている化身の密度を通して神の探求を続けるためだ。あなた方のこの創造的進化を支えているのは、生命と呼ばれるものであり、それはひとつの原子をそのあるべき形に保ち、地球を宇宙空間の中に保持しているのと同じ生命力である。
この生命力には、ひとつの普遍的な法則がある。それは、つねに進化し続け、つねに拡大し続け、つねに何かになり続けるということだ。それゆえ、あなたが生きる目的はつねに、生きることを体験してそこから学び、学んだものを統合しながら発展させ、それを生命と呼ばれる根本原理の中に還元していくことなのである。
〈ラムサホワイトブックより〉