• 部屋「躍進」
  • 鍵「うごめき」


豆の木を登ると、雲の上にたどりついた。そこには桃色の髪に、桃色のふわふわしたワンピースを着た、かわいらしい妖精が立っていた。

この世界では体験をすることが大事なのだということも私はすでに知っている。

「そのことを何かここで体験できる?」

『ええ、いいわよ。付いてきて。』

そう言われ、妖精についていくと、

『この船にのってみて。』と私がのってきた舟よりも

より、しっかりした船に案内してくれた。漫画「ワンピース」に出てくるメリー号のようだ。

『何か方向性をまず、思い描いて。それを私に教えて。』と言われたので、


「アメンティーの世界を絵本にする」と言うと、さらに妖精は聞いてきた。

『それに対して何か不安要素があるの?』

ここでは、簡単に心を読まれる。


「私がアメンティーの世界にいるときや、パソコンに向かっているときに、子どもたちと遊んだりできないことに、少し罪悪感があるの。でも、子どもたちとずっと遊んでいるのもしんどいの。」とりあえず思っていることを伝えた。

『その不安要素を解消する必要があるわね。
その不安要素というのは、
この船のおもりになるのよ。
それだとなかなか前へは進まない。』

なるほど、わかりやすい。妖精はさらに、

『どうすれば解決するか、考えてみて。』と言ったので、

私は、自分なりの解決策を考えてみた。
「メリハリをつける。
子どもがいるときにはできることをする。」

妖精は私の考えにつけたして提案してくれた。

『文章に書き留めることができなくても、
アメンティーの世界と共振することはできるわよね。
それから、
自分の内側と連動しているお部屋をきれいにすることも。

そして、何かを空想することもできるじゃない!

こんな世界を創りたいな、とか。
子どもとこんな世界をつくりたいと
思うことはとっても素敵なことじゃない?』

妖精も自分のことのように喜んで伝えてくる。

私もどんどん世界が広がっていく感覚になる。

「たしかに!」

『できることは1つじゃないわよ。
今のあなたにしかできない体験をしているの。

それがこの瞬間の醍醐味、
ギフトなのだから、
もっと今の状況をいかさないと!

そもそも絵本をつくるきっかけも
自分のこどもに「伝えたい」
というところから来ているんでしょう?

この世界のお話をたくさん
聞かせてあげられるなんてとても素敵じゃない!

今のあなたにしか、それはできないわよ。

とてもいい環境にいるのだから、
それをいかさなきゃ!』

妖精の目はキラキラとしている。


私は自分の中のまだ、
モヤモヤしていることをさらに聞いた。
解決できるうちに、しておこう!

「事務作業や、家事はどうしたらいい?」

『優先順位は大事よ。
あなたの1番は何?もちろん、
状況によってもそれは変わるものでしょうけど。』

私はぱっと浮かぶだコトバを伝える。

「1番は家族を大事にしたい。」


すると妖精は間髪入れずに言った。
『家族には、あなたも含まれているのよね?
自分を大切にすることに
罪の意識はいらないわよ。

自分を1番に大事にしていいの。

あなたが世界の中心なんでしょう?
それから、
自分の中の子どもたち、
家族を大事にしたらいいのよ。

自分に優しくできるから、
世界に優しくできるの。

大丈夫。
大丈夫。
あなたはもっと世界にココロを開けるわ。

まだまだ広がる可能性を
たくさん持っている。

焦らずに、丁寧に。
1つずつ進めていきましょう。』

私の心がすっと軽くなる。


「不安要素が解消されたら、この船はどうなるの?」

と聞くと妖精は、

『次に初動よね。
まず、絵本にする一歩目として
あなたができることは何?』


と聞いてきたので、
私は「子どもにここのお話をすること。」と答えた。


『そうね。自分の子どもに聞かせるものを1つまとめてみてはどう?

短くてもいいのよ。
あまり長いと子どもは飽きてしまうでしょう?

簡潔なものを1つ創ってみたらいいのよ。
それが世に出るとか出ないとかは、
結果でしかないの。
初動にあなたがどんなエネルギーをのせるか。
そのことが大事よ。

どう?できそうでしょう?』


「確かに!子どもにはすでに伝えているけど、
ちゃんと文章にしたものを一度、書いてみようかな。」

まだ、聞くことはないかとしばらく考えてから、
気になったことを聞いてみた。


「みちを歩く体力、というのはどういう意味?」

『継続する力のことね。
継続できる環境に身を置くことも大事。
自分でその道を整えていく必要もあるの。
それが道づくりよ。』

「道づくり!その方法を教えて!」
大事なキーワードのような気がした。

『まずは環境整備。
あなたの進みたい道が
「絵本をつくる」なら、
その環境を整えないと。』

「具体的にはどうしたらいい?」
とにかく、日常ですぐできることを聞き出そうとたずねた。

『必要な情報を集めてくるのよ。
 絵本を創るのに必要な情報を収集する。』

「例えば?」

『まずは人が書いたものがどんなものなのかを観察するの。

理想となるものがあるなら、
それを徹底的に真似る。

スイミーのような世界が好きなんでしょう?』

「そう。レオ、レオニの作品が好きなの。」

『それを真似してみたらいいのよ。
どう?ワクワクするでしょう?』

「とてもいいね!

レオレオニのような絵本を創れたら、
とんでもなく嬉しい!!

しかもそれが、
このアメンティーのことを伝えられたら最高だね!」

『いいわね!そのエネルギー、
大事よ。
では、さっそくできるのは、
その絵本を手に入れることね。』

「昔あったんだけど、今もあるかな?

探してみるね。
ぬいぐるみはあるんだよ。
ネズミのフレデリックのが。

それでイメージを膨らませることもできるわね。』

「あとは、借りてきた本で具体的に文章もかいてみる!」

『ふふ。初動でできることはたくさんありそうね。』

「ありがとう。ミサ。また聞きにくるね。


6の主の世界を知れて良かった。」
この波動のまま、
7の主のところにも進んでしまいたい、と思ったので、

6の主にたずねた。
「私は7の主のところにすすんでもいい?」
『ああ、いっておいで。』と
6の主が優しく微笑んでくれたので、

「ありがとう。いってきます。」と言い、
私は7の主のところに行くことにした。

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