総てのカバラの用語は非常に混同されている。だから、我々にはこれから空虚という用語を使用しよう、

古代の人々は、我々が
ホアとか
古代の一者とか
呼ぶものは
光でもなければ暗黒でもないが、

しかし、
ホアは非存在の空虚から
一定法則のもとに存在となったものであり、

その空虚自身の法則の故に
存在化したのだと言っている。
その推測については、今、述べることが出来ないが、その法則はこの物質界の物質法則のひとつと関係をもっているのである。


ホアは、自己自身の内に、ポジテプ、ネガテプの総てのもの本質、総ての有形のものと無形のものとの本質とを合んでいるのである。

ホアの内に光があるのでなく、
ホアの内に光の総ての本質があるのである。
ホア自身は空虚なしに存在する総てのもので充満している。
ホアの最奥部も最外部もその空虚に反発し圧迫している。



ホアの中に今ある総てのもの、
かつてあった総てのもの、
秩序ある総てのもの、
秩序なき総てのもの、
調和ある総てのもの、
調和なき総てのものが存在する。

ホアは、知性の意識の最初の顕現なのである。空虚は非活動であり、非知性であり、非意識である。

ホアは意識の最高にして至上の形式の最初の顕現なのである。

それでもホアは、その様な意識的性質のものからの産ではないのである。永遠の空虚と呼ばれるものは霊妙なる卵を産んだ。

この卵は、我々がホアと呼ぶところのものでもって、その存在の総てが満たされていた。

ホアの中には動きも発展も形態も創造も時間もなかった。それでホアには二つの性質がある。秩序と混乱とがまざっているのである。

それは、両反対特性の相互反発の慣性によって生ずる相互圧追のほうに両者の共通中心に向って流れはじめるからなのである。

(カバラの真義より)


◇エメラルドタブレットホアとは?

◇エメラルド・タブレット古代の一者ホア

エメラルド・タブレットのホアと秩序

秩序とはネガティブでもポジティブでもない

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