【鍵「喜び」2回目】
今回より
★マークを→アナグマ博士
◎→私として書いてみました。
◎アナグマ博士に、コトバが世界を創っているということを教えてほしいと質問してみた。
★「あなたと言ったら、あなたがあらわれる」
「ア」、ある、物質、物体、まだ影のような存在
「ナ」、名前、名前をつけると色がつく。明るさや色彩。
「タ」、他人、私とアナタの間に空間ができて、「アナタ」になる
◎どうして「ア」と言って影ができるの?
★「ア」と言ったら、「ア」という響きが「ア」として現れる。
「あー」と言ってごらん。
◎「あー」
★ほら、そこに確かに「ア」があるだろう。
「あなた」というと
「あなた」というイメージが浮かぶ。
頭の中にイメージが浮かぶと
だんだんその振動が外へとひろがって、
映像として見えてくるんだ。
◎頭の中にイメージしたものと、声として外に出たもの、その二つが結びつく、ということ?
★そうだ。外に出た振動と頭の中の振動がやがて結びつく。
二つが出会ってそこに現れる。
◎内に描くだけだとそれは現実として現れないの?
★内の中に響くだけでもそれは外へと広がっていく。
内と外がカガミだからね。
声に出して外に響かせると、より加速する。
◎子どもに内と外はカガミだということをどう説明すればいい?
★内に描くことが外に現れる、それだけなんだけどね。
頭の中に「イヌ」を描くと犬が現れる。
◎でもそれは、初めから犬を知っているよね。
子どもが「イヌ」というコトバを獲得するときに犬をみて、
あれがイヌだと知る。
物体とコトバが結びつく。
外にあるものとコトバが結びつく。
というイメージを現代の多くの人が思っているよ。
内と外が連動しているのも理解できる。
じゃあ、
「あもす」と言ったときに
「あもすが出てくるの?」
★そうだ。
◎アンドロメダのおじさんが、コトバで宇宙を創っているのもその仕組み?
★コトバで法則をつくるとそこに、法則が現れる。
◎黒猫が横切ると不幸が起きる、ということ?
★それは、物事と結びつけるということだ。
「あもす」にはどんなイメージがある?
◎動詞のようでもあるし、
名詞でもありそう。
何か上手くいかないときに、
その歯がゆさを表現するときに、
「あーもー」と言うでしょう?だから、
あの人
「あもしてるよね」というと
「あの人歯がゆそうだよね」という意味になる。
若者コトバみたいだよね。
★そうだね、若者の間では、
確かにその感情、
感覚と捉えているんだ。
「ぴえん」も「ぴえん」という状況を描いている。
そこにコトバと現象(感情)が確かに結びついているんだ。
◎名詞と考えると?
「アモス」
ア、赤
モ、藻、海藻
ス、酢
アは赤だけど、
「アモス」はピンクっぽいふわふわしたトロロ昆布のような酢のものかな。
★今、あなたの世界に「アモス」が生まれた瞬間だよ。物質として目の前に出てくるには時差がある。いつ、「アモス」が現れてくるか、楽しみだね。
◎(後でアモスを調べると、ゲームのキャラクターにいた。あと、旧約聖書の預言書に「アモス」があるらしい。)
★あなたが実際に「アモス」を創るのが一番手っ取り早い。
「アモス」はいずれ現れるが、
そこで行動を起こすと、
早いね。
◎コトバで内側に描いて、行動して現象化させるということ?
地球上でそれができるのはわかるんだけど、宇宙空間もコトバで創っているってどういうこと?ここにこんな星を置いて・・・ということ?
★そうだ。それもすべて意思なのだ。
現代人はもっと
自分たちの力を知った方がいい。
内側に起こることが外に現れるんだと。
◎それはどうやって伝えればいい?
★すべては振動なんだ。波があって、それが共振する。そこに物質や現象がうまれる。
コトバも振動で震えだ。
震えが発生するところが
「あなた」なのだよ。
◎震えが発生する?
★あなたが世界をふるわせている
コトバとコトバを組み合わせたとき、
そのふるえが複雑に働き、
複雑なことも可能になるんだ。
すべては振動の組み合わせ。
その力を知ることが、
その力を手に入れるということなんだ。
◎あなたはその研究をしてるの?
★そうだよ。コトバを組み合わせて、その振動を調べている。どういう振動が、どう働くのか。それが私の仕事なんだ。
◎この喜びの部屋にはあなた以外にもコトバの研究をしている人がいるの?
★ああ、大勢いるよ。
ここの住人たちは皆コトバの力を知っている。
さらにそれを深めていくのが我々の仕事なんだ。
◎あのオオトカゲさんも?
★オオトカゲも大切な仕事をしているよ。話を聞きにいってごらん。
彼のところにはまた、
ウサギが案内してくれるよ。
◎ありがとう。またきますね。
★いつでもおいで。