ヒマラヤ聖者生活と探究より


老年とは、非霊的、死すべき定めの、醜き、非実在である。恐怖、苦悩、悲哀の念が老年という醜きものを造り出すのである。悦び、愛、理想の思いが、若さの美を造り出す。老齢とは、一つの殻のようなもので、その奥に実在の珠玉、若さという宝石が秘められている。努めて子供心を持つようにするがよい。わが内なる神なる子の姿を霊視するがよい。

寝入る前に

『わが内はつねに若く、常に美しい霊的な歓びで満たされている。わが心も目も鼻も口も皮膚も美しい霊体である。吾が身体は神の子の体であり、今宵いま完全である。』とわれとわが身に語り聞かせるがよい。この息宜(いのり)を繰り返し、寝入りながら静かにそのことについて瞑想するがよい。

朝は起きながら

自分自身に次のように暗示するがよい、『(自分の名前を呼びながら)さあ、愛する者よ、内には神聖なるアルケミスト(2)がいるぞ』と。夜中植えつけられたこの祈りの霊的力によって変性(トランスミューティション)が起こり、内部即ち霊なる実相が開顕して、この霊的体、霊的宮に浸透していく。


わが宮なる神聖なる体の中に青春の霊いまし、すべて善し。オム・サンティ・サンティ(平安なれ、平安なれ)幼子のように愛らしく微笑む練習をするがよい。魂からの微笑みは霊的くつろぎである。本当の微笑みは真に美しい、『内在の死することなき支配者』の美術作品である。

一日の仕事にとりかかる前に

『わが内には完全なる姿、神の姿がある。われは今、わが欲するすべてとなっている。われは毎日わが美しき実相を霊視し、それを実現するのである。われは神の子である。わが欲するものは今、且つ永遠に与えられつつあるのである。』と確信するがよい。身内がゾクゾクするほど感動する習慣を養うがよい。

次の如く断言せよ、<無限なる愛わが心に満ち、わが肉体は完全なる生命で戦慄(せんりつ)する>。諸子の周囲すべてを明るく美しく保て。ユーモア精神を培い、日光を楽しむがよい。』以上、

第一段階は常に

まず『完全』の習慣、『神』の習慣、『キリストなる神』という習慣を養う積もりで、自分の想念、心、体の一切の外に出る働きを完全に統制することである。

何処にいようと、仕事中であろうと、休憩中であろうと、思い出すごとに、このことを実行せよ。この完全なるものが自分の中に存在するのを観ぜよ。
この完全なる存在を自分の真我、神なるキリストの臨在と観ずる習慣を養え。
更に百尺竿頭一歩を進めて、汝の存在のまさに中心より聖なる白光が、目も眩むばかりの純粋さと輝きとを以て発光すると観ぜよ。

その大いなる輝きと栄光とが、全肉体のあらゆる細胞、繊維、組織、筋肉及び器官から発すると観ぜよ。かくて、真の神のキリストが勝利に満ち、純粋、完全、永遠なる相をもって顕現せりと観ぜよ。小我のキリストにあらず、汝自身の真の神のキリスト、汝の父なる神の一人子、常に勝利に満ち、一切を征服する神の真の一人子のことである。



愛と尊敬、献身と崇拝の心で
こういうことを涵養すれば、それは習慣となり、やがてあなたたちのすべてとなり、日常生活となり、存在となり、かくて短期間に、神を顕すようになる。

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