生はふたつのバランスがある。
ひとつは「在ること」であり、
もうひとつは「すること」だ。
「在ること」
というのはあなたの本性だ。
それはいつもあなたとともにあるーー
なにかをして獲得するものではない。
それはもとからある。
あなたはそれだ。
あなたがそれを持っているわけではない。
あなたとそれとの間には距離さえない。
あなたはそれだ。
あなたこそがその「在ること」だ。
一方、「すること」は達成するものだ。
あなたがなにをするにせよ、
その行為はもとからあるわけではない。
もしそれをすれば、
それは起こる。
しなければ、ー
それは起こらない。
もとからあるわけではないものは
すべて、
あなたの「在ること」ではない。
もとから在るわけではない
生きるために
あなたはいろんなことをする。
するとだんだんその活動が障壁となって、
自分の「在ること」がわからなくなる。
活動はあなたの
周辺部分でしかない。
あなたの周りで起こっている
あなたはそれによって生きるーー
それなしには生きられない。
でもそれはたんなる
周辺部分だ。
あなたではない。
それは、中心ではない。
あなたの持っているものは、
すべて行為の所産だ。
「持つこと」
は
「すること」の結果だ。
そして中心は、
あなたの「すること」と
「持つこと」によって
取り固まれている。
これらの技法に進む前に注意すべきことがある。
ひとつ。
あなたがなにを持っていようと、
それはあなたの
「在ること」ではない。
また、あなたがなにをしようと、
あなたになにができようと
それはあなたの
「在ること」ではない。
あなたの「在ること」は
一切の
「すること」に先行する
あなたの「在ること」は
一切の所有
「持つこと」に先行する。
ところがマインドは(心)は
「すること」と
「持つこと」に巻き込まれてしまう。
(ラジニーシ・マイウエイより)