「こんにちは。
トキ、トコロのことを体験できる部屋と鍵を教えてほしいです。」

『よく来たね。待っていたよ。』

鍵「明滅」部屋「祝福」

「ありがとう、この部屋へ行くことにたいして、なにかアドバイスをもらえませんか。」

『楽しんでおいで。ゆっくりしておで。』

「わからなくなったら、呼んでもいいですか。」

『ははは。もちろん。』
7の主が笑ってこたえた。

「では、いってきます。」

扉をあけると初めは何もみえない。

「この部屋には何があるのかなー?お願い、見せて―!!」

すると、目の前に大きなピアノの鍵盤が現れた。
鍵盤は長く先へと伸びている。
この上を歩いてみてもいいのだろうか。

音をならしながら鍵盤の上を歩く。
するとそこに、しゃべる鳥が現れた。

『何してるのー?』と鳥から聞いてきた。
最近、あちら側から声をかけてくれるようになってきている。

「あの、トキについて教えてほしいの。あなた、トキについて知ってる?」

『トキ、トコロのトキのことでしょう?
もちろん知ってるよ。』あまり賢そうには見えないが、
どうやら教えてくれそうだ。

『トキっていうのは、
瞬間のことだよ。
その一瞬のことをトキというんだよ。
これでどう?』


少しバカにしたような感じで言ってきた。

「その程度の理解でいいのかな?」
私は少し不安になる。

「子どもにトキをどう教えたらいい?」

『その時々に考えて!はは!』

おっと、やっぱりなんだか厄介な鳥かもしれない。

「そういわずに、もう少し教えてほしいです。お願いします」
私は低姿勢に頼む。

すると、鳥も素直に教えてくれる。
こちら側の態度も重要だ。

『トキは明滅的に現れて、
消えていくものだよ。
つまり、新しいトキが常に現れる。

大人はそれを結びつけて考えるから、
子どものほうがよっぽど、
トキをしっているよね。
その瞬間に生きている。』

これはまた、
子どもに伝えるには難しいぞ。
とにかく、思いつくことを聞いてみる。

「今しかない、とか。
 今の連続、とかよく耳にするコトバだけど、

じゃあなぜ、過去や未来があるの?」

『それはただの認識でしょう?
あなたの中で過去や未来がある。

あなたの中で描かれているだけだ。』

「でも、私の中である、
ということは世界にうつしだされるでしょう?」

『そうだ、それが記憶の再生というものだね。』

鳥の中に賢そうな存在が現れてきた。

「ところで、ここはなぜ、鍵盤があるの?」

『これは音階をしめしているんだよ。』

「それと、トキとどう関係があるの?」

『音階が次元をあらわしている。』

どんどん難しい話になっていく。

「次元とトキはどう関係があるの?」

『一瞬一瞬は点だ。
でもそれは、
次元の行き来があるんだよ。

そのトキそのトキが移り変わるのは、
次元が変わるということだよ。

その次元の行き来を
君たちは常にしているんだ。』

私はなんとなくイメージできるが、

「それをどう、
子どもに伝えたらいいの?
今の私にはまったく検討がつかない。

そもそも次元って何?」と聞いた。

『次元というのは周波数のことだ、
 振動の速さのことだよ。』

出た!振動の話…。思わずつぶやく。

『すべては振動だからね。』

「その振動が一瞬一瞬変わることがトキということ?」

『振動のつらなりが時間だよ。』

「振動のつらなりが時間?
ということはトキとは、
その振動の1つの波のこと?」

『そういうことだ。
トキとは、1つの波のことだ。』

私の概念から関連していそうな話を持ち出してきいてみた。

「ゾウの時間、ネズミの時間という本があったでしょう?

ネズミの心臓は早く脈うつから、寿命が短い。ゾウはゆっくり脈うつから長生き。つまり、一生で脈うつ回数はだいたい同じなんだと。

次元が高い、というのは、振動数が高いということだと思うのだけど、高い、というのは、振動が早い、ということでしょう。

次元が高いところにいるときには、時間は早く進むということ?」

少し混乱する。

「振動数が早い人と、遅い人では、
 時間の流れが違うということになるね。」

ここで、私は自分で気づいた。

「振動数と鼓動とは別か…。
すみません。
変なことをいいました。
ごめんなさい。」

そして、気を取り直して、

「もう一度聞きます。振動数、
次元によって時間の流れは違うのですか?」

『そういうことだ。
1つの波が1つの「イマ」だ。』

「なるほどー。でもそれ、
 子どもにどう説明できますか?」

自分なりの解釈を先に伝えてみる。

「振動数が高いほど、
 多くの「イマ」があるイメージですね。

遅い人ほど、
人生の「イマ」が少ない。
そんな感じかな?」

「子どもにどう説明できますか?」

「イマ、というのは花火が打ちあがることだと説明できますね。
その一瞬のことだと。」

コトバを介さずに、
イメージが伝わってくる。

「トキというのはどう説明できますか。」

『打ち上げ花火が絶え間なく
続く状態だと説明できるんじゃないか。』

なるほど。伝わるかな?

「そもそもトキをなぜ理解する必要があるのですか。

トキ、トコロをなぜ理解する必要があるのですか。」
聞けるうちに聞いてみる。

『あなたは「イマ」にしか存在しないのだ。
イマ、ここでしか存在していない。

過去は記憶の再生であって、
あなたはイマにしかいない、
そのことを理解する必要がある。』

「それはなぜそんなに大事なことなのですか。」

『イマここにいることが何よりも大事なのは、
イマにすべてがあるからだよ。』

「それもよく聞くコトバですよね」
「イマにいればどんな良いことがあるんですか。」
子どものように聞いてみる。

『イマにいる事が、
 我々と繋がる秘訣なんだよ。』

「それも理解できます。

ところで、
我々とおっしゃいましたが、
あなたは誰ですか。』

答えを知りつつ聞いてみる。

『もちろん、源だよ。君のことさ。』

「それはもうわかっているのですが、
あなたたちと繋がると
どんないいことがありますか。」

『そもそもは君のことなのだが、
本来の自分とつながることで
現実が動かせるんだよ。

そのトキにしか現実は動かない。
過去の再生は過去の再生にしかならないんだよ。』

「現実を創造するという話が出たので聞きますが、

私はこの世界のことを
子どもにも伝わるように絵本にしたいのですが、

その絵本をつくるのに、
「イマ」できることは何ですか。」

『「イマ」を知ることだよ。』

「おっしゃる通り!」

これでは、ひとりコントだ。

『イマにいることが現実を創造する、
世界を創造することだとまず自分に説明することだよ』


「イマジネイション…。」今、想像、創造。

ってすごいコトバだなと思いながら、ここまでにした

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