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  • 部屋「幻」
  • 鍵「開かず」

まず最初に、7の主にたずねる


「8の主のところに進んでもいいですか。」

『トキ、トコロをちゃんと理解したのか。』
「トキは、明滅する今の連続。

トコロは、純粋意識、生命の花の上で新しいトコロを体験することでうまれるもの。常にトコロも新しくなるということ」

『それをきちんと体感、体現していくように!』

「はい!わかりました!」


その後、8の主のところにいっておいで、と言われた。

【8の主にたずねる】

「人々の旅を比較考察し、均衡化するということを体験できる、部屋と鍵を教えてください。」

『比較考察し、均衡化するということを学びたいのか?

ならば、紹介しよう鍵の名は
「開かず」部屋の名は「幻」』

「その名前、不安しかないですね。」
苦笑いするしかない名前だ。

「とりあえず、いってきます。」


「幻」の部屋の「あかず」の鍵を持って私は部屋へ向かう。

扉はひとまずあいた。ほっとする。
部屋の様子は?
廊下のようだ。

ずっと奥へと続いている。
どんどん奥へと入っていく。
長く続いていることだけがわかった。

広い、暗い空間にでた。光が足りない。
イヨッドの光を取り込む。

床一面が光の絨毯のようになり、
さらに奥へと続いていることがわかった。

次第にその床が滑り台のように下と続き、
私は流れに身を任せる。

すると、次第にみえてきたのは、
布団に寝ている女の子?

私は一軒の家の外にいて、木から二階の部屋に寝ている女の子を窓ごしにみている。

月明かりが煌々と辺りを照らしている。
そして、私がいる木にはふくろうが一羽とまっていた。

「こんばんは。ふくろうさん。あの女の子は誰ですか。」

『あれはあなただよ。』

予想していた通りのこたえだった。
「なぜ、私はわたしを見せられているのですか。」

『あなたに気づきを与えるためだ。』

「どんな気づきですか。」

『あなたが新しく生まれるための気づきだ。』

「それは朗報ですね!この部屋の名前が幻、鍵があかずだったので、不安だったんですよ。部屋の意味と鍵の意味は何ですか。」

『それはあなたがゆっくりと考える必要がある。』

だんだん、ここの住人たちとの関わり方がわかってきたので、私はどんどん聞いていく。

「教えてもらえないのですか?」

『もちろん、教えることは可能だ。
だが、あなたはそれを
自分の中から見つけることが大切なんだよ。』

「では、ヒントをください。お願いします」

『鍵は「あかず」でも、
あなたはこの部屋をあけてきた。
そこに意味があるんだよ。

あかず、だと思い、
この部屋を開けようとしなければ、
この部屋へ入ってはこれない。』

やはり、聞いたらちゃんと教えてくれる。

「なるほど、開かないと言われても、
それを開けてみようという行動が大事なんですね。」


『そうだ。できない、
という思考からは何も生まれてこない。
できる可能性を探すことで、
道が開いていくんだ。』

「幻、ということはどういう意味ですか。」

『現実はすべて自分で創る幻なんだよ。
「できる」も「できない」も
結局は自分で創り出している幻なんだよ。』

「生命の花の上で体験した(瞑想した)子どもがいてもできることは何か、と同じですね。

自分の思考の中で
「できる」「できない」を創っている。
現実にそれが反映しているだけだ、ということですね。」

『そうだ。』

「8の主の働きの比較考察し、
均衡化するとはどういうことですか。
この部屋ではそれを体験できると思うのですが。」


『比較考察し、均衡化するとは、
あなたの歩んできた道を軌道修正するということだ。

それは誰がするのですか。それが私の役割だ。』

「ということは、ふくろうさん、あなたは8の主の化身ですね。」

『そういうことだ。』

「軌道修正とはどういう意味ですか。」

『あなたの、より本質の望みへと近づけるために起こるものだ。それは一見ネガティブなものに見えるかもしれない。しかし、そのアクシデントは私からの贈り物だよ。あなたの本当に望むものは何なのかを明確にするためのギフトだ。』

「3の主の働きに似ていますね。」

『3の主の方がより、原始的なものだよ。本当の始まりのときには3の主の働きが起こり、私は道の途中でそれを試す。あなたの望みは何なのか、とね。』

「なるほど、それが、均衡化ということですね!」私は嬉しくなる。しかし、


「このやりとりだけでは、絵本にはできないなー。何か絵本になりそうな話をしてください。」

『よし、では、あの寝ている君を起こしてみよう!』

フクロウは羽をひろげて飛びたつ。そして、女の子の寝ている部屋の窓をくちばしでつついた。

眠そうな目をこすりながら、女の子が窓を開けた。

「おはよう。ふくろうさん。こんな時間にどうしたの?」

『今晩は、お客さんを連れてきたよ。未来の君だ!』

よくあることなのだろうか。
女の子は驚きもせず、
こちらを見つめてきた。

「こんばんは。ミサトちゃん。あなたは今、いくつ?」

『12歳よ。お姉ちゃんは?』

「33歳だよ。」

『33歳!大人だね。』

お姉ちゃんじゃない、と思われたかもしれない。

「ははは。そうだね。
私は未来のあなただよ。
今ね、3人目の赤ちゃんがお腹にいるんだよ。」

3人目!?

「そう、1人目が男の子。2人目が女の子。2人ともとってもかわいいよ。」

素敵だね!

「あなたは今小学6年生?」

そうだよ。

「今、どんなことが楽しいの?」

友だちと遊んだり、勉強も楽しいよ。

「素敵だね。」


はたと、私は冷静になり

「ねえ、フクロウさん、私は彼女と話て、何を体験しているの?」

『あなたは今、時空をこえて過去の自分と対話しているんだよ。』

「それがこの部屋の意味とどう関係しているの?」

『そんなことも可能だということだよ。

こんなことも可能なんだよ。

君の概念を壊しているのさ。
その凝り固まった思考を粉々にしようとしているのさ。』

フクロウが気味の悪い笑みを浮かべる。が、私は強い気持ちで、負けないぞ!と思った。

この世界を冒険するには、常に前へ進む姿勢が大事なんだ。でないと、次には展開していかない。ああ、そうか。現実世界でも、同じことか。

前に進むぞ!
と思いながら日常を行動するのか、
諦めて停滞しているのか。

これに気づいた私は
「そういうことですか!フクロウさん!」と、
大声でフクロウに言い放つ。

『ご名答。それが私のギフトだよ。』

ああ、憎らしいフクロウだ。と、
思いながらも私は貴重な体験をしたと、
感謝が湧いた。

「ありがとう。フクロウさん。私は次にいってもいいですか?」

『もちろん、いっておいで。9の主の部屋へ。』

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