魔法のかかる言葉を持つための鍵となる1つが、
可能な限り曖昧な言葉を外して、本質的であり具体性のある言葉を使って結果をみることです。
それでは、なぜ本質的であり具体性のある言葉が大切なのか?
言葉って、自分ではちゃんと話したつもりでも、相手にそのまま伝わらなかった体験ってありませんか?それと同じように自分にも伝わらないことってたくさんあるのです。
帰ってくるコトバをもっていないのです。
そんな状況で、絵柄のないぼんやりとした言葉ばかりで語りかけてしてしまったら、伝えたいことが違う意味で受け取られてしまうおそれもありますし、どんなに頑張って自分は情熱をもって想いを話したつもりでも、それは、よくて「3割」前後でしか通じていないことが多いはず。
だから、少しでも内面との差異を防ぎ、自分の望みをそのまま受け取れるようにしたいと思うのであれば、果物ではなく、いちご、バナナ、レモンというように間違う余地のない具体的な言葉を使って、明確にきっちりと言葉にすることが必要なんですね。
「具体的な言葉」というのは、絵本のように言葉が絵にってなってしまうぐらい、絵柄がはっきり浮かんでしまう言葉なんです。
それでは、何をもって「具体的」と言えるのでしょうか?
例えば、「レモン」と言われればレモンの絵が脳内に瞬時に描かれますよね。これが「果物」「黄色」とか「酸っぱい」といった具体性のない表現だったらどうでしょうか?
黄色・・・みかん・オレンジ すっぱい・・・ゆず・かぼす
こんな表現だと、いったい何を描いていいのやら、答えが絞れず迷ってしまうのではないでしょうか?
あなたの脳内にどんなに「レモン」が描かれていたとても、こういう描かれようのない具体性のないな話し方をしてしまったら、内面のあなたが?????とと受け取ってくれる可能性が低くなってしまいます。
また、明確性のないぼんやりした言葉で話されてしまうと、「ふーん…なんかよくわかんないけど…まいっか」って、こちらもぼんやりとしたままスルーするしかなくなってしまうんですね。
「そうなの!」「楽しそう」「面白そう」「ああ、やってみたい」など、自分自身に届いてほしい、何かスイッチが入ってほしい。引き寄せが始まってほしい。魔法の言葉を増やしたい。そうでしたよね?
「絵が描けるかどうか」という基準で考えると、かなり言葉の冒険と探求しがいがあるのではないでしょうか?
他にも、柄の見えない表現はたくさん使われています。
例えば、「自分らしさ」。
いったい自分が知っている自分らしさって、何でしょうか?
道を求めて求道者のように生きること?
自然なありのままなこと?
それとも個性的なところを?
自由になること?
母親を頑張ってるところ?
では自然なありのままことってなんでしょう?
例えば、「成功と失敗」。
自分が思っている成功って、失敗って何だろうか?
経営者になること?
安定した暮らしが手に入ること?
有名人になること?結婚すること?
では、どれくらいの有名、あるいは安定なのだろうか?
このように好きな本に書いてあったり、
セミナーなどで使われている言葉だからといって、
目的性のない曖昧な言葉を
何も考えずに日常的に頻繁に使ってしまうと、
自分の脳内では形に形成されない
曖昧な絵柄が頭の中に描かれてしまい、
その結果、
あなたの目的の意図がまったく入っていないまま
表現され伝達されてしまうということなんです。
言葉選びは「自分のこころ撰び」「未来選び」
在りたい未来の絵が描けられてるぐらい、
絵柄がはっきりとしている」ものでしたら、
自分の中で、伝えたい内容が
それだけはっきりしているわけだから、
言葉もはっきりとしてきます。
「絵が描けるぐらい、映像がはっきり浮かぶ」
言葉が具体的な言葉なのだとしたら、
それでは、ご自分にインタビューして、
なぜ、なぜ、なぜを、なぜ、なぜを
五回つ込みを入れみてください。
あなたの言葉を聞いたあなた自身は、脳内現実として明確に絵を描いてくれてますか?
言葉を使う以前に、あなたの脳内には、その言葉にピッタリの絵柄がありますか?