木々や草花を見てごらん
人間みたいに
どれか別の花や来になろうと努力している
花などひとつもないのでは?
木々や草花はそれぞれの色彩で
それぞれ色づいている
ひまわりを見てご覧
太陽に向かって
黄色く色づいている。
樹々もそれ自身の彩りを
間違うことなく新緑に染まっている。
そこでは
誰の真似もしていないし
他の誰とも競争なんてしていない。
他の花に嫉妬もしていないし
何の不足も感じていない。
赤いバラは赤い流れの中で
ただ、赤く
黄色いバラは黄色い流れの中で
ただ黄色く
赤いバラのことなど気にもとめず
自分の流れの花を咲かす。
同じように誰かを真似ることなく、
自分の花を咲すとどんなに楽しいだろうか。