僕はね、
このころは、
「できるかな?」
「できないか?」
で決めたことはなかったんだ。
だって
この頃は何も知らないんだもの。
だから
いつも「やりたい」だけだったんだ。
やりたいと思ったことは、
常にやっていった。
「できるかな?」
「できないかな?」
なんて、
考えられなかったし
知らなかったからね。
だから、
スプーンから箸を使えるようになったし
寝返りから伝え歩き
そして驚異的な
一人で歩けるようになったんだ。
できるか、できないかなんて、
知らないほうが
すごい能力が発揮できるし
楽しめるんだ。
そんなもん、関係ないからね。
はじめてのことが多かったから
自分が本気だして
という頑張り感もなかったんだ。
ただ、
やりたいと思ったことは、
たとえ、一回でできなかったとしても、
諦めることなく
ニコニコくりかえしているうちに
やがてはできるようになったんだ。
ニコニコになれるか、
で常に決めてきた。
あのころ僕は、
一度もこの法則で
後悔したことはなかった。
あのころの僕はいつも
ハッピーだった!
愛されて、
充実して、
楽しくて、
本当にやりたいと思って
ニコニコ挑戦したことは、
たいていは、
そのうち「できる」ようになってしまうんだ。
あの頃は
両親もたくさん応援してくれたなあ。
もちろん、
集中しなさい、
努力しなさい、
勉強しなさい、
飽きっぽいだから、
なんてことも言われなかった。
両親も一緒になって
楽しくて
面白くて
夢中になっているだけだったから。
両親も一緒になって
夢中にやりたいから
やり続けた。
夢中に
やり続けたから能力が開花したのさ。
あの頃は、
自分のなりたいように、
それになっていったから
花が咲いたのさ。