身体から出ていくこと、 無限に広がることに 恐れがあった。

 

 

水の玉が、流れ込んでいく。
雲のようなうねりが空間に生じている。
それは太陽神経叢のあたりで渦を巻きだす。

 

そして空間はどんどん広がっていく。

 

しかし、まだ身体の内であった。
身体から出ていくこと、
無限に広がることに
恐れがあった。

 

明日死ぬとしたら、
私はこれを体験したいのか、
否か?

像に問いかけたら、
体験したい!
ここを超えたい!

という思いが出てきた。

 

そうすると、特に左側が反応し、
鉄板のような壁で覆われていた
身体の壁が
ゆっくりと開いていった。

 

 

ただ何もない空間にいた。
雲のような白いものが漂っている。

 

空間は宇宙微粒子に満ち、
中心と拡大する円の間に派生する互いを引っ張り合う力、

 

両方から引き合い
完全にバランスがとられている。

 

 

張力とでもいう力、
または圧力が空間を

保っていた。

 

 

ただ、ただその中にいたが
何も起こらない。

 

ホアの言葉を発してみる。
すると、響きが起こった。
その響きは、
足元にまで響いている。

 

足元の響きは、
地に広がり

また、道管の柱を作り、
どんどん地球?
のようなものの中に入っていく。

 

 

そこは暗闇で、
地球とも宇宙ともいえる。

 

頭を上に残し、
ホアの響き、
空洞は下へ、
下へと伸びていく。

 

上も下もなく、
ただ空間だけがある。
朧げな球が存在している。

 

 

そして、その球は閉じ、
ホアもなくなってしまった。

しばらくすると空間から、
巨大なマグマのような
柱が立ち上がってきた。

 

私は微粒子の一つとして、
それを見ていた。

そして、また、
それも空間と溶け合い広がっていく。

 

目の前の空間を見ると、
流れの帯のようなものが動いている。

ものすごい早さだ。
その行く末を見ていると、
それは

巨大な球で、
思考の球だった。

 

 

私はその中心の下にいて、
ドームのような球を見上げていた。

この中は閉じられ、
思考が中を巡っている。

 

いや、閉じられているように見えるが、
それは白い球で、
硬くもない。

蚕のマリのように
思考の糸で編まれているようでもある。

 

 

無数のこのような球がある。
思考の無数の球。
それは、どれでも選べるのだ。

その球の外から見ている私がいる。

 

 

私は小さな微粒子の
一つだと思い見ているが、

いや、全てではないかと思うと
空間に満ちる、全ての微粒子になっていた。

 

微粒子だけしかなかった空間に、
身体のホラアナがある。

微粒子が鋳型のような

空洞の身体を圧迫し、
作りだしている。

 

 

ホアともいえる、
身体はただホラアナで、

微粒子がそれを体験している。
生みだし、体験しているのは、
周りの微粒子である空間だった。

 

ホアは、ただホラアナで、
鋳型だった。



それを生みだし、
体験しているのが微粒子であった。

 

創造しているのは微粒子だ。
身体の認識が、逆転する。

 

 

 

 

 

 

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最強の形なきものへのテーマ「アメンティー」

本当に自分は何者か!目覚めを求める方々やのためになる日本一のアメンティーをテーマにしたいと思っていますので、些細なことでも気が付いたのであればご報告いただけると幸いです。

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