世界とは人々のことであり、
人々は世界である。
社会や国家におけるもろもろの
伝統や信仰や差別によって
考えや感情が捉われ、
他人の尻にくっつき、
真似をし、
もろもろの
権威なるものを立てている。
一人々々が只順応しているだけで、
自分自身の行為の世界で獲ち得た
安心なるものも
ニセモノ
である。
神がこの釣合を実現してくれると思って
祈り、詠唱し、
模倣し、順応し、
自分の迷信の中に閉じ込められている。
人々が
ニセモノを
見分けさえすれば
ホンモノが分かってくるであろう。
(解脱の真理より)