「おートートよ知れ、生命は火のことばにすぎず。汝が汝の前に見る生命力は火としての世界の内なることばにすぎず。汝、ことばの道を求めよ。しべからば諸力は必ずや汝のものならん」。
(エメラルド・タブレットより)
ことばには
マコトの根源的な
『名』の性格と姿が洞察されてくる。
洞察というものは
否定する力をもっている。
『名』の性格と姿を洞察していると
その名と性格以外は否定され
その名に似合わないものは落とされ
静寂が訪れ
その『名と象』だけが在る。
ことばには
その『名』のモノ・コトの
「動作」・「作用」他の物に及ぼす影響。
「状態」その時にそうなっている、ありさま。
事物の「存在」などを表わす、
多彩な彩りをもつ。
ことばは
モノ・コトの名称を表わし、
話し手本人による、
コトのありように
意味付けする力がある。
ことばには
それらが変化していく
途中段階の関係までつなげ
かかわる働きをする力がある。
ことばには
一瞬にして、
仕組みや理論を構図化し、
その目的を達成するには
何を解決しなければならないかを
一瞬にして考え
この新たな目標を達するには
更に何を解決すべきかというように、
次々と具体的な事に
近づいてゆく行い方により
問題解決を図られている
ことばの
一瞬のチカラ。
現状把握と意味付けとともに
時間の中に働く
精妙な変化機能をことばは備えている。