ホアの中で自らを意識すると、その「自分の中にあるものを明確にする」という思いは、破れるように開かれた。
イシキすることは開くことそのもの。
「自らの内にあるものを明確に知る」
という思いは開かれていく。
何によって開かれる。
その中にあったものが、脈打つようにイヨッドの中へと流れ出ていく。血流がどんどん流れ出るように脈のリズムと共にそれは流れ出ていく。
思いのナミが一方的にイヨッドに向かうように。イヨッドも自らの思いが開かれて生まれた空間だった。
ホアの「自らの内にあるものを知る」というココロは花びらのように開いていく。内へ内へと向かうように、だんだんとホアのココロの中にあったものが花開いていく。
内へと向かう毎に、ホアのココロも変容していく。さらにその奥深くへともっと、もっと深く「自分を顕す」「アラワにする」という思いが引っ張っていく。
花びらが幾重にも重なるように、何回も何回も繰り返しながらそれはイヨッドからヒトへと続いていた。
脈のリズムは、
黄金の光を打ち付ける錬金術のようだ。
この重なりで、宇宙微粒子は凝縮し固められ、密度が濃くなり物質化していく。ヒトのカラダはそのようにして生まれていた。
ホアが自らを体験によって知るために、
ヒトは幾層もの過程を経て創られていった。