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エメラルドタブレッド炎シリーズ


1-16
われ幼児より成人となるまでこの地にて成長し、わが父より古代智恵を教わりぬ。時を得て智恵の炎わが内に育ち、すべてを焼きつくす大火焔となるまでに至れり。偉大なる日に、われを面前に連れ来れとの神殿の住者の命令の来るまでわれはひたすら智恵への到達のみを求めぬ。人々の子らにて強大なる輝顔を見し者にして生き残れる者はなかりき。そは”光の子”らは、肉身にて化身せざる時は人の子らの如き形に非ざればなり。


2-15
わが前に暗黒の大なる玉座あらわれ、それを蔽いて“夜の姿”座せり。その大なる形姿は夜とは異なれる暗さもて暗黒よりも暗く座せり。その時、マスターその前に立ちどまり、生命をもたらすことばを発して言えり。「おー、暗黒の師よ、生命より生命にと入る道の案内者よ、われ汝の前に“朝の太陽”を伴えり。汝、決して夜の力もて彼に触るること勿れ。汝、彼の炎を夜の暗黒に招くこと勿れ。暗黒より光にと昇りしわれらの兄弟の一人たる彼を見、彼を知れ。汝、彼の炎を束縛より解き放ち、夜の暗黒にて自由に燃えあがらすべし」。


2-16
その時その“姿”手をあげければ明々と輝ける一条の光いで来りぬ。暗黒のとばりを速やかに押し戻したれば、夜の暗黒よりホールあらわれぬ。その時わが前なる大空間内にて夜のベールより炎に次ぐ炎があらわれ、わが前にて無数にとび出せり。或るものらは火の花の如く輝きいで、他のものらは夜の外よりかすかにり始め、鈍きをはなてり。或るものは速やかに薄れゆき、或るものは光の小さき火花より大となりつつありぬ。各々の光は暗黒のベールにて包まれたるも、決して消す能わざる光もて輝き、春の盤の如く行き来しつつ、生命と光ともて空間に充満せり。


3-48
汝の炎を朝の太陽として放射すベし。暗黒を閉め出して日中(ヒナカ)に生きるベし。


3-50
智恵の師ら、朝の太陽は、人の子らに対する光と生命なり。


4-22
宇宙の炎言語に絶する強大さにして、人々に知られずして諸界にただよい、強大均衡にして、人間をはるかに超越せる調和音の調べと秩序とをもちて動くなり。


4-23
おーわが子らよ、汝は色彩もて輝き、楽音もて生きる炎の火花なり。その声に聞け、しからば汝は自由とならん。


4-27
「宇宙を貫きて輝く”光の強大なる霊”よ、わがを調和もて御身の近くにと引きよせたまえ。わが火を暗黒より引きあげたまえ、”すべて”と一体なる火の磁石よ。


4-28
わが魂を引きあげたまえ。おん身、強大にして強力なる光の子よ、われを見捨てず、おん身の炉に熔けんため力にと引きよせたまえ。すべてのものと一にして、一の内のすべてなるかたよ、生命の本源の火にして脳と一体なるかたよ」



7-5
おー人よ聞け、光と生命の歌を歌うわが声に耳傾けよ。は空間あまねく行きわたり、炎の旗もてすべてを包みいるなり。汝暗黒のベールの内に絶えず探し求めよ。いずこにてか必ず汝はを見いださん。無限は、有限の内深きに隠され、埋められ、人の知識より失なわれて存す。見失なわれたるもすべてのものに満ち満ちて存す“無限の脳”はすべてに生きいるなり。



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