空間に生まれた最初の
ホアの音を声に出して
音素を身体で楽しんでみる。
ボーン(ブォーン)は、
腹の底から湧き上がる声。
満たされた宇宙羊水が、
圧で下から押し出され破れるように出ていく。
ボーン(ブォーン)は
腹の底から湧き上がる声。
満たされた宇宙羊水が、
圧で下から押し出されるように
破裂するように出ていく。
低音だか、
満たされ感がないと
この圧の勢い響きは中々出てこない。
ボの前に、
フゥォという、
いっぱいに満ちた音がある。
それが破れボブォーンとして、
鳴り響く。
声になると、
ブォームと、AWUOM
オームの響きとなっている。
低音の響きが
空間に響きわたる。
低音の
ビブラートが効いている。
サァーの高音は、
先のブォーンに支えられて
上まで立ち上がる。
豊かなブォーンがあってこそ、
サァーは綺麗に、
より細かく、
高音で響きわたる。
頭のなかでキーンという電気音が派生している。
雪を見てサァーの音が出てくる。
細かい羽で雪を降らせているように、
結晶した音素が降り注ぐ。
サ音は、
雪が天から降り注ぐように
微細な結晶のように
キラキラ輝きながら撒き広げていく。
